JunkなMacbookな日々

格安なJunkなMacbookを使って私なりのアウトプットを試みるブログです。Windowsとの比較も試みます。

CPU交換の追憶

 Macによる有意義なパソコンの使い方を目指している僕ですが、ブログを書くというアウトプット行為であるということで、WINDOWSノートパソコンのCPU交換について書いてみたいと思います。WINの誘惑に溺れ、時間を無駄遣いしたい方は交換してみてください。

 ノートパソコンには、CPUを換えられるものと固定されているものがあります。「換装」に適切なCPUを選ぶ最短の方法は、Googleで機種名とCPU換装と入力して、人の実践例を知ることです。

 アップグレードを目指すCPUが、ノートパソコンの基盤のソケット(CPUを差し込むところ)に適合しているのか。CPUのピン数や電圧は適切か、またそのCPUを、ノートパソコンのバイオスが認識するのか。ノートパソコンの基盤のチップセットが、そのCPUに対応しているのか。このほか、CPUの交換が成立するには細かな条件があるのですが、チェックするだけでも疲れます。実践例が便利です。

 東芝Dynabook(機種詳細忘却)のCPUを換装した記憶をたどって手順を書いてみます。

 

 1 先人の実践例をチェック、CPUが基盤に固定されていないことを確認。分解できる筐体であること、その手順が書いてあるHPアドレスをチェック。

 

 2 換装可能なCPUをリストアップ。クロック数(GHZ)やコア数の増加による速度改善効果とCPU入手の費用の概算をつかみ、費用対効果を考えて迷う。

 クロックアップによる排熱、ワット数増加によるバッテリー使用時間の減少などマイナスポイントも勘案する。交換による分解でパソコンが壊れたり、時間が損失することを考えてもやりたいなら、実行を判断する。

 

 3 ヤフオクでCPUをゲット。近所の中古店にあればいいが、普通はお目当てのノート用CPUは見つからない。 

 

 4 CPUグリスを検討、購入。CPUの排熱のためCPUとファンの間に塗る油で300円ほどから千円オーバーまで多種あります。熱伝導率と価格を見て、迷ってください。僕の体験では、まあまあ高めの800円ほどで十分な効果がありました。塗り方のほうが大切だと思います。

 

 5 ノートを分解。外したネジの位置がわかるよう、紙にノートの裏面の概略図を書き、その上に透明な両面テープを貼る。

 

 6 ネジをはずしたら、概略図の該当位置に貼り付ける。裏ブタを外す時は、プラスチックが割れないよう注意する。たいてい、ネジと爪で固定するようになっている。どの方向に底板をずらせば爪が外れるのかを、分解例を見ながら勉強をしておく。これが大切なポイントで、失敗すると筐体の一部が割れたり、ゆがんで組み立てたときに隙間が生じる。何事も無理やり作業をしないことが鉄則。どうしても爪が外れない時は覚悟を決めて力を入れる。

 

 7 基盤が見えたら、写真を撮っておく。ネジの位置や配線の位置を記録するためで配線を外す時も無理せず、適切に外す。コネクタが壊れては戻せなくなる。

 写真を撮っておくのは、その基盤のどの位置にネジを入れるのかを記録する意味もあります。ある基盤面で見えているネジ穴が、実は、外装面から基盤下まで貫くネジ穴だったりします。基盤面からネジを入れてしまうと、外装面を組み立てる段になって困り、分解し直すことになります。経験者は語ります。

 

 8 基盤面が見えている時は、静電気に注意する。基盤の部品が壊れる。CPUが見える程度に分解できたら、ついでに掃除もしておく。ファンの羽根や排気口などのゴミを取るには爪楊枝、ブロアなどが便利です。

 

 9 CPUファンを取り外し、CPUを外す。古いグリスを拭き取る。

 

 10 CPUグリスを塗る。諸説ありますが、薄く均一に塗ることが大切。グリス付属のヘラや爪楊枝で伸ばす。空気を入れないことがポイント。このグリスは、CPUの熱をファンに伝える効率を上げることが目的で、中に空気が入ると効率が著しく下がります。CPUの中心部に豆粒のようにグリスを置き、上からファンの金属接合部を着ける際に圧し潰すことを推奨する人もいますが、僕はうまくいかず失敗したことがあります。なので、今は薄く均一に塗る方法です。

 

 11 CPUファンをネジで固定する前に、ファンの接合部をCPUに押し付けて空気が入らないようにわずかに回転させながらなじませる。失敗すると空気が入りますが、今のところ、僕はうまくいっています。

 

 12 取り外した手順を逆戻りして組み立てる。迷ったら写真を見直す。

 

 13 気が向いたら、HDDの型番、GPUの型番、DVDの型番を撮影しておく。次に壊れた時に便利です。

 

 14 起動をさせ、できればCPUの温度が観測できるフリーソフトなどで温度の変化をチェックしておく。途中で電源が落ちたりしなければ成功。起動後電源が落ちるなら、CPUグリスの塗り方失敗が濃厚。CPUの不良も一応疑うけれど、CPUは丈夫なので確率は低い。起動すらしない場合は、バイオスが対応していないことも考えられるが、これについては、先に試した人が言及していなければ問題ないはずですが、一応念頭に入れておく。

 

 これで完了です。

 

 随分長くなりました。お付き合いいただき、ありがとうございます。

 CPU換装は面倒ですが、成功すれば、古いノートパソコンが生き返ります。ちなみに換装したノートパソコンは今でも現役で娘が使っています。

 ちなみに、今使っているMacbookのCPUは換装不能とされていて、換装の誘惑に駆られないことも、魅力です。

 

 

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